西表島探検隊 |
浦内川の中流域、遊覧船の船着場、通称軍艦石の近くにある大きな岩。 西表島は水に恵まれた島であるが、時に大旱魃に襲われる時もある。 そんな時、干立村の人々はこの雨石の上で雨乞いの歌を歌い、儀式を行ったという。 儀式が行われるときには全身に蔓を巻きつけた神が現れたという。 最後にこの儀式が行われてから80年近く経つ。 雨乞いの歌も歌詞は残っているが歌える人はいない。 ある人がこの石に登り、水をすくってかけるとにわかに雲が広がり、雨が降り出したという。 雨乞いの神はまだここにいるのだろう。 |